在宅で毎月80万円以上の、在宅シングルマザーあいです。
マフィンが食べたいと。
子供からのリクエスト。
食べたいリクエストは嬉しい。
タワーマンションの住人とパン教室に通っているおかげで本格的なマフィンが焼ける。
パン教室に通って数年になる。
楽しくていい時間だ。
マフィンを作る材料は全てオーガニックで厳選した食材。
卵は取り寄せ。
平飼い卵をいつも食べている。
バターはエシレバター。
気に入った良質な食材で作るマフィンは美味しい。
体にもいい。
ブルーベリーマフィンにレモンとクリームチーズのマフィン。
チョコレートマフィンに抹茶マフィン。
ナッツとメープルマフィンにコーヒーマフィン。
いつもより多めに焼いた。
いい香りが広いリビングに広がる。
どれもよく焼けた。
飾り付けをしているのをみて子供は大喜び。
美味しい美味しいと味見をする子供。
その姿が愛らしい。
そして昔をふと思い出す。
お金が無かった昔。
お菓子を家で作るという発想がなかった。
というかお菓子を食べられる状況ではなかった。
借金と生活費の支払いに追われる日々。
お菓子を買う余裕なんてない。
だから食べようとおも思わなかった。
子供の物を買ったらお金が無い。
私が食べるものはスーパーの片隅にある見切り品。
もし見切り品がなければ食べられない。
食べられない日が続くと体力がなくなる。
その時は一袋百円以下の食パンを買っていた。
その食パンを少しずつ食べてしのいでいた昔。
お腹が減って惨めで。
苦しくてしんどくて。
子供にはこんな生活はさせたくないと泣いていた。
お金が無い泥沼のような生活。
お金もなければ時間も無い。
シングルマザーだからしょうがないと人生を諦めかけていた昔。
あのとき諦めなくてよかった。
諦めずにがむしゃらに頑張ってよかった。
子供の為に人生で初めて頑張った。
おかげで今の生活がある。
子供が食べたいものを作ってあげられる幸せ。
ありがたい。
両親をタワーマンションに呼んで家族でマフィンを楽しむ。
良質な材料で作るマフィンはより美味しい。
コーヒーにも紅茶にもよく合う。
広いリビングにある大きな窓の外を眺めながら家族でマフィンを楽しむ時間。
子供や両親の話を聞きゆったりとした時間が流れる。
贅沢な時間だ。
家族とゆったりマフィンを楽しめる時間に感謝。