在宅で毎月80万円以上の、在宅シングルマザーあいです。
花が好きだ。
家には花がかかせない。
各部屋に飾っている。
それぞれの部屋にはそれぞれ違う花。
週に数回花屋さんから配送してもらう。
季節の花。
私が好きな花を選んでもらう。
そしてゆったりと花を飾る。
花を飾る時間が好きだ。
花瓶を並べ花を飾る。
この花がいいかあの花がいいか。
花を見比べ飾る。
いい時間だ。
小さな花瓶から大きな花瓶まで。
お気に入りの花瓶はバカラ。
クリスタルの花瓶がお気に入りだ。
見てもいい飾ってもいい。
ずっしりとした重量感があり部屋にあっている。
私が住んでいるのはタワーマンションの高層階。
4LDKの広い部屋だ。
ここに子供と二人暮らし。
それぞれの部屋にバカラの花瓶。
花にあった花瓶を使いたい。
好きな花瓶を使える幸せ。
花が好きなのは譲りだ。
実家には昔から花が飾ってあった。
部屋に飾ってある花をみて父はいつも母にお礼を言っていた。
今日の花も綺麗だねありがとうと。
両親は仲がいい。
父は母を気遣い母も父を気遣っている。
花を褒められ母はいつも嬉しそうだった。
今でも実家には花が飾ってある。
母の影響で花の事は詳しい。
母と一緒に実家の部屋に花を飾っていた。
母から花の名前を教えてもらいながら飾る時間が好きだった。
花が好きだったはずなのにいつの間にか忘れていた。
生活をするのに精一杯でそれどころではなくなっていた。
いつしか花を考える事は無くなっていた。
結婚をして出産。
そして離婚。
私はシングルマザーになった。
元旦那からは養育費はもらえない。
貯金はなくあるのは借金だった。
借金と生活費の支払いに追われる日々。
生きるのに必死だった過去。
余裕なんてなかった。
だから何かを楽しむ事なんて考えた事がなかった。
それどころではなかった。
命を繋ぐのに必死だった。
お金に余裕が出来たら時間に余裕が出来た。
そのおかげでゆったり過ごす時間を作る事が出来た。
ゆったり過ごせると色々な事を考える事が出来る。
そしてお金に余裕が出来たおかげで好きな物を買えるようになった。
しかし当初は好きな物を思い出せなかった。
数年間ギリギリの生活を送っていたせいか。
心も体もすり減っていた。
好きな物を忘れるぐらいボロボロになっていた。
そしてやっと花の事を思い出す事が出来た。
私は花が好きだったと。
だから花を飾りたい。
心から思えた。
お金に余裕が出来て花を飾る事が出来た時。
心が満たされるのを感じた。
好きな物を買える。
好きな物にお金を使える幸せ。
好きな物を忘れていた過去は苦しかった。
好きな物にお金を使える幸せに感謝。