在宅で毎月80万円以上の、在宅シングルマザーあいです。
いつものホテルラウンジでカフェを楽しんでいる時。
素敵なご婦人を見かけた。
年を重ねているが上品なたたずまい。
目を惹かれた。
私もあのように年を取りたいと。
ご婦人をみて思った。
それまでは年と取った後の事を考えた事はあまりなかった。
子供の将来に両親の事。
そして老後のお金。
これらは十分準備してあるから心配はいらない。
だから将来の事ははっきりいって考えていなかった。
お金の準備が十分あるから大丈夫だと。
どういう風に年を取りたい。
そういう事は今までなかった。
ご婦人はゆったりと紅茶を楽しんでいる様子だった。
窓の外を眺めて紅茶を飲む。
そのご婦人の周囲だけ時間の流れがゆったりと感じる。
そしてご婦人の表情はすごく穏やかだった。
優しい人なのではないかと。
話をした事もない。
それなのに優しそうと思うほど。
ホテルラウンジでゆったりお茶をするぐらいだ。
お金にも時間にも余裕があるのだろう。
そしてたたずまいの美しさから生活に余裕がある人。
私も母から言われた事がある。
タワーマンションに住むようになって性格が穏やかになったと。
よく笑うようになったと。
ハッとした。
お金がなかった昔。
いつも下を向いて険しい顔をしていた。
笑う事もなかった。
それどころではなかった。
支払いの事ばかりを考える日々。
今月お金は足りるか。
来月の生活費はどうなるのか。
気付けばお金の計算ばかりをしていた。
お金の事ばかりを考えて髪の毛が抜けた事がある。
学歴も資格もない私は派遣の仕事をするのが精一杯。
お金が無い生活に絶望していた。
子供には同じ思いをさせたくないと。
人生で初めてがむしゃらに頑張った。
おかげで今の生活がある。
そして卑屈な性格から穏やかな性格に変わった。
険しかった表情も次第に穏やかになっていった。
今では表情が柔らかいと。
母からも言われる。
資産は十分ある。
貯金も保険も十分すぎる程。
お金の心配は何もいらない。
だから私もあのご婦人のような年の取り方をしたい。
余裕があって穏やかで。
私が描く憧れの将来だ。